神棚仕舞い、しました。(家仕舞い・1/3)
昨年(2022年)のGW前後に2週間程実家に滞在し、実家仕舞いをしました。
母は34年前に亡くなり、父は14年前に亡くなりました。
今年(2023年)3月に実家を売却しましたが、それに向けて実家仕舞いをすることにしたのです。時間が掛かり過ぎましたね。
実家仕舞いには、様々なことが伴います。
①仏壇が有れば、仏壇仕舞い
②神棚が有れば、神棚仕舞い
③お墓が有れば、墓仕舞い
④持ち家だったら売却、賃貸だったら引き払い・・・
普段の生活では、滅多に経験しない事ばかりですね。
東京と九州の遠距離でもあり、全てがハードルが高く、より時間が掛かったのかも知れません。
当然ながら初めての経験で、尋ねる人も無く、全てが日々手探りでしたね~。
実家には、父の手製の木製の棚に、神棚や、父が護国神社で入手したであろうお札が複数枚と、榊を供える花瓶が2瓶祀られていました。
神棚仕舞いについては、実家滞在中に初めて問合せました。
「これは、どうしたら良いのかな?」「これは、どこでできるのかな?」
「これは、どこに問い合わせたら良いのかな?」
先ず、子供の頃から幾度となく訪れて馴染みのあった佐嘉神社に、スマートフォンで電話番号を調べ、架けました。
「当方ではしていない。護国神社に問い合わせてみては?」と、教えていただきました。
神棚仕舞いは、どこの神社でも良い訳ではないのです。知りませんでした。
それで、次に護国神社の電話番号をスマートフォンで調べ、架けました。
「引き受ける」と、仰っていただきました。
その電話で、護国神社の場所や経路を丁寧に教えていただき、メモを取りました。早速、レンタカーで護国神社へ行きました。一方通行が多い区域で、経路も聞いていて助かりました。駐車して良い敷地内の場所もお聞きしていました。
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早速、お札を風呂敷に包み、護国神社へ向かいました。
護国神社では、おみくじの売り場にお尋ねし、宮司さんに取り次いでいただきました。持参していたお札を差し出すと、「神棚は?」と、尋ねられました。
嗚呼、しまった・・・!!
電話で、引き受けていただく品目を「詳細に」確認するのを失念していました。
思い込み?で、神棚は家具の一部のようなつもりでいたのかも知れません。
お札は「動産」、神棚は「不動産」みたいな?
宮司さんによると、神棚を置いていた吊り棚や花瓶は、一般の木材や日用品として処分して良いとのこと。
帰宅後、神棚を降ろし、翌日出直しました。お札と、父の戦死した兄の勲章等をお預けしました。
護国神社は、お持ちした品々は「預かる」というかたちを取り、寄付では無いそうです。
遺族が「返却して欲しい」と連絡すると、返却してくださるそうです。
また、年に数日「開放日」が設けられていて、遺族は宝仏殿(他の方の遺品と並列で展示されている)を見学できます。
また、「遠方の為に該当日に来館出来ない方は、事前に連絡をすれば、別日でも見学が可能」との事です。
戦没者名簿は、亡父の姉が90代で生存中なので、後日叔母さん宅へ持参しました。
戦没者名簿には、県下の地区別に分けられ、戦死者の氏名・写真・分かれば戦没したと思われる国や地域等が記載されていました。
実家仕舞いに於いて、初めてこの戦没者名簿が実家のお座敷の小さな押し入れの奥深く眠っていた事が分かりました。悲しい記録ですね。
終わってからの振り返りですが、神棚仕舞いに二度足を運んだのは、護国神社に引き受けていただける該当物や持参品の確認が不足していたんですね。
神棚仕舞いについて問い合わせる前に、実家の押し入れを片付けていたので、勲章や戦没者名簿を見つかっていたので、僅かな時間ですが行き先を考えられて、良かった・・・。
限られた日程・時間の中で、些細な確認が不足していた為に、一度で終えられなかったのは残念でした。
ポイント
①神棚仕舞いは、護国神社らしい。
(事情によるのかも知れないので、念の為、事前に最寄りの護国神社に確認してくださいね)
②先ず、実家等で対象物を整理し、現物確認をしましょう。
③神社で引き受けていただける品目、できない品目、引き受けられない物はどうしたら良いか等、事前に確認しましょう。
④地域や個別の事情があるかも知れないので、不案内な場合は、場所・経路・来場者の利用可能な駐車場について等の確認をすると、スムーズかも。
⑤もし、後で引き受けていただきたい物が出て来たら、もう一度伺えば良いので心配しないでください。
結果として、神棚仕舞いを護国神社で行い➡仏壇仕舞いを檀那寺の本應寺で行い➡現在の自宅で利用・保管する物はミニ引越しプランや宅配便等を利用して送り➡残る家具や電化製品・日用品等は遺品整理業者へ依頼し➡実家仕舞いが出来ました~~。
地元の親戚と話し合いを重ね、親戚の希望で墓仕舞いはしないことになりました。